松島屋ないまぜ帖

2023.12.02

箒庵忌

  

  

創業350周年を迎えた

日本橋三越本店。

  

「越後屋」

「三井呉服店」

「三越呉服店」

「三越」と

その名前が変わる中

店頭現銀掛け値無しから

デパートメント・ストアへと発展させた

立役者のひとりが

高橋義雄氏です。

  

大福帳を西洋式帳簿にしたり

座売りの一部を

商品陳列販売にしたりして

今の百貨店システムの原型を

作り上げました。

  

その高橋先生の87回忌が

昨日、東京・護国寺で営まれました。

     

  

水戸藩士の家に生まれ

新聞記者から実業家へ転身。

引退後は茶人として活躍され

別名は『箒庵』そうあん。

  

名物茶器・茶入の

蒐集だけでなく

『大正名器鑑』や

『東都茶会記』の

編纂でも有名で

青山の根津美術館では

企画展が開かれたことも。

        

  

箒庵忌法要に続いて

熊倉功夫先生の講演会が行われ

茶道界への貢献など

ご遺徳が偲ばれました。

  

添え釜として設けられた

立礼(りゅうれい)席は和やかで

参列者が

その見事なお道具類に

見入っていました。

 

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