松島屋ないまぜ帖
2022.03.13
体感!日本の伝統芸能
ユネスコ無形文化遺産
今、日本には幾つあるのか
ご存知ですか?
答えは22件。
その中で『伝統芸能』は
歌舞伎
文楽
能楽
雅楽
組踊
の5つです。
それらを体感できる
『日本の伝統芸能』展が
1月から
上野の国立博物館で開かれていて
今日が、最終日です。
雅楽のコーナーでは
「唐楽」=中国の楽舞
「高麗楽」=朝鮮及びその他の地域の楽舞
で実際に宮内庁が使っている
衣裳や太鼓などが展示され
源氏物語の世界を思い起こさせます。
文楽のコーナーは、
まるで自分が
人形遣いになったよう↓
琉球王朝の組踊は
中国からの冊封使を
もてなす為の芸能だと
初めて知りました。
こちらは紅型の衣裳↓
能楽のコーナーでは
面を付けた時の視野を体感できます。
こちらは唐織の衣裳↓
そして歌舞伎コーナでは
東京オリンピックの
開会式で登場した
『暫』鎌倉権五郎景政の
太刀が衣裳と共に展示。
鍔には市川家の三升が↓
一千年を超えて伝承されてきた雅楽をはじめ
室町時代に大成した能楽、
江戸初期から始まった文楽・歌舞伎と、
江戸中期から続いている組踊。
全てが現在も上演されているというのは
世界的に見ても珍しいのです。
私たち日本人の誇りである!
と同時に
次の世代へちゃんとバトンを渡さなくては!
と身の引き締まる思いがしました。