松島屋ないまぜ帖
2024.09.30
ボレロ
昨日は上野・東京文化会館でスタッフ研修。
モーリス・ベジャール・バレエ団
『ボレロ』を観てまいりました。
実は日本舞踊協会の公演で
ラヴェル作曲の『ボレロ』を
日本舞踊家が集団で
黒紋付と袴で踊る
大人気演目があるのですが
弊所スタッフは
そもそもの原点である
バレエの『ボレロ』を
観たことがなかったのです。
ステージの真ん中には
真っ赤な円卓。
その上に立って
たった一人で踊り始めるのは
メロディ役の
キャサリーン・ティエルヘルムさん。
スポットライトに浮かび上がる手は
しなやかで
尚且つ
力強く
美しく。
スネアドラムがリズムを刻み
フルートが旋律を奏でます。
最初は俯いて椅子に腰掛けていた
周りのダンサー達ですが
徐々にメロディに加わって
最後は全員で踊るのです。
迸る気迫
飛び散る汗
鍛え抜かれた肉体の美しさは
まるで炎のゆらめきのようでした。