松島屋ないまぜ帖
2024.06.30
夏越の大祓
水無月のなごしの祓する人は
ちとせの命のぶといふなり
拾遺和歌集にあるこの歌は
平安時代中期に詠まれたらしい。
ということは
千年以上続く日本の風習
『夏越の大祓』。
この半年の間に溜まった
厄や穢れを落とし
残り半年を元気に過ごせるよう
人形(ヒトガタ)を流したり
茅の輪をくぐったり。
僕にとっては
平成3年に他界した
父の祥月命日でもある。
なんやかんやで
うっかり忘れちゃ困るから
お塔婆は早々と
春のお彼岸の時に頼んだ。
前回、汗だくになって
墓掃除を終えたところ
それを見計らっていたかのように
長男夫婦がスンっと涼しげな顔で
現れたっけ苦笑。