松島屋ないまぜ帖
2024.06.14
アジアン・ポップ
博多座が25周年ということは
お隣の福岡アジア美術館も
同い年という事か。
昨年『美術展ナビ』でもお世話になった
福岡アジア美術館の
開館25周年記念コレクション展へ。
タイトルは
『アジアン・ポップ』。
中国や台湾、韓国
バングラデシュ
パキスタン
インドなど
1918年以降の現代アート
127点が展示されている。
ビニールに竹
エナメル絵具、ブリキが
懐かしさと生命力を感じさせる
『リキシャ』(バングラデシュ)↓
世界的に有名な
フライドチキンチェーン店のパクリ?
と思いきや
帝政ロシアの革命家トロツキーの肖像画
『トロツキーに捧ぐ』(台湾)↓
ケンタッキーフライドチキン中国1号店が
天安門近くに出店した事で
本来、相容れないはずの
共産主義と資本主義の
結びつきを表したものだそうだ。
アジアの現代アートは
政治的な主張や揶揄を
その作品の中に込めている事が多いと
改めて思う。