松島屋ないまぜ帖
2023.10.20
元寇
来月3日
リニューアルオープンする
『皇居三の丸尚蔵館』。
“皇居の中で拝見する国宝”は
オツなもの♪
小倉城から戻ったらすぐに行こう!と
今からテンションが上がっている。
収蔵品の一つが
『蒙古襲来絵詞』
元寇の様子が描かれたもの。
元寇は
皆さまご存知の通り
鎌倉時代
二度に亘って
蒙古軍(元)が日本へ押し寄せた史実。
壱岐対馬では
相当残虐なことが行われたという。
その戦火で社殿が炎上焼失した
福岡県にある筥崎宮には
海から引きあげられた
蒙古軍船の『碇石』が
今も残っている↓
石質は赭色凝灰岩
(しゃしょくぎょうかいがん)。
当時、蒙古軍の造船地だった
朝鮮全羅南道の天冠山の石材だと
境内にある説明板に記されている。
折しも10月20日は『文永の役』。
丸一日の激戦だったが
翌21日には
蒙古軍は一夜にして
博多湾内から撤収していたという。
台風?神風?
真偽のほどはわからない。
話を最初に戻す。
来月3日から
皇居にて展示される
『蒙古襲来絵詞』は
単なる美術品としてだけでなく
歴史の語り部としての
一面を持つ。
戦いの手柄の報告書(画)だから
ちょっと“盛って”るかも
しれないけど
そこはそれとして。