松島屋ないまぜ帖
2022.07.07
七夕
「しちせき」と読んでいたのが
「たなばた」になったのは平安時代だと
言われています。
「そもそも、なんで織姫と彦星は
離れ離れになって
年に1回しか会えないんだっけ?」
すっかり忘れちゃったので
淡交社『歳時記百科』で
調べてみました。
もとは中国の七夕伝説、
夜空に輝く天の川(河漢)の
織女星と牽牛星にまつわる
こんなお話。
天帝の娘・織女は
衣服を織るのが仕事でした。
あまりにキャリアウーマンすぎて
心配した父親が
牛飼の牽牛と引き合わせ
二人は夫婦に。
ところが、この二人、
恋に夢中になってしまい
仕事が疎かに。
で、怒った天帝が
二人を河漢の両岸に
引き離したのでした。
子どもの頃は
ただただ可哀想だなぁ〜
と思っていましたが
大人目線になると
ちょっと違います。
自分の立場をわきまえて
欲に溺れず
ちゃんと働く事が大事。
そして親心も
垣間見られる
深い話でした。
この時季、我が家では
京都・宮脇賣扇庵サンを設えます。
裏面に描かれた絵が
透けて見えるので
お気に入りです↓