松島屋ないまぜ帖
2020.10.30
基礎化粧品
歌舞伎の舞台化粧。
手作りのものが多く、家によって色が違います。
特に「隈取り」の紅の色は、
朱色がかっていたり、
茶に近かったりまちまちで、
お弟子さんからお弟子さんへ口伝です。
でも下地の、いわゆる基礎化粧品は、
女性と全く一緒。
クレンジングと洗顔石鹸、
化粧水、乳液、美容液にクリーム。
白塗りの時はメーキャップベースも使います。
ね?同じでしょ?
1日に何回も化粧するので、
女性より肌の負担は大きいかも。
お手入れに気を使うのも仕事です。
楽屋では「THREE」。
すっきりしたデザイン、心地良い香り。
特に凄いのは、国産原料へのこだわり!
パンフレットを見て驚きました。
日本の地図が描かれていて、
全国各地の天然原料、
例えば、大分県はカボス果汁と温泉水が
紹介されています。
地産地消の化粧品バージョン。
日本の良さがここにもあります。